毎月 佐々部清監督がオススメする、外国映画と日本映画を1本ずつ監督よりコメントを頂き紹介していきます。

佐々部清監督プロフィール>>

Vo.9 『柳生一族の陰謀』 『007/ロシアより愛をこめて』

■2006年12月22日(金)放送

『柳生一族の陰謀』

『武士の一分』『大奥』とお正月映画が公開中ですね。山田洋次監督が『たそがれ清兵衛』を撮ったあたりから時代劇が多くなったような気がします。
僕の学生の頃は日本映画低迷期、特に時代劇はまったく当たらないと言われ、ほとんど製作されていませんでした。そんな時に果敢に挑戦したのが深作欣二監督で、この『柳生一族の陰謀』を撮りました。荒唐無稽なあらすじですがとにかく2時間半を一気に観せてくれます。
次から次に繰り出される仕掛けとアクションに圧倒されました。僕が大好きな故・成田三樹夫さんの演じる公家さんなど絶品です。今回、『結婚しようよ』に参加してくださった松方弘樹さんも重要な役柄で出演しています。ラストでの萬屋錦之介さんの有名なセリフ<夢でござる〜>のキーになる役どころです。思えば、そんな大スターの松方弘樹さんに<ヨーイ、スタート!>を掛けることが出来る幸せを感じます。

 

『007/ロシアより愛をこめて』

007シリーズも公開中です。僕が一番好きな007がこの作品です。
何と言ってもジェームズ・ボンドが一番似合うのはショーン・コネリーではないでしょうか?今のジェームズ・ボンドが何代目かは分かりませんが……。
この作品はシリーズ中では一番地味(新兵器とかアクションが)なように思えます。でもその分、人間味がよく現れていてようにも思えます。
ちょっとしたユーモアもよく利いています。これもショーン・コネリーの上手さから伝わるのでしょうか。
ボンド・ガールのダニエラ・ビアンキも品があってきれいな女優さんで す。最近のボンド・ガールって下品になってきたように思っていました。
ソフィー・マルソーは別ですが……そして何と言って主題歌。
マット・モンローの唄う同名の主題歌はシリーズ中の一番の名曲だと思います。僕は未だにカラオケで唄ってしまいます。
  
※写真は『結婚しようよ』のロケ風景です。


当ページに掲載されている画像、文章等、全ての内容を無断で複製、転載、ファイル化することを禁じます。