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毎月 佐々部清監督がオススメする、外国映画と日本映画を1本ずつ監督よりコメントを頂き紹介していきます。

佐々部清監督プロフィール>>

Vo.7 『旅の重さ』 『キャリー』

■2006年11月3日(金)放送

『旅の重さ』

まもなく映画『結婚しようよ』がクランクインします。この映画は全編に吉田拓郎さんの曲が流れる、吉田拓郎へのオマージュがテーマの作品です。ずっと学生の頃からこんな映画を撮りたいと思っていました。実は70年代に全編に吉田拓郎しか流れない映画があったのです。今回の『旅の重さ』がその作品です。
オープニングは<今日までそして明日から>。映画音楽として流れるのは、拓郎さんの<恋の歌>という曲です。
高橋洋子さん演じる女子高生が家出をして、四国を旅するロードムービーですが、少しずつ周りの大人たちとのふれ合いのなかで、彼女自身が成長していくという青春映画です。高橋洋子さんも素晴らしいのですが、共演の大人たちも良いのです。
三国連太郎さんは今の佐藤浩市さんとそっくりなのは、思わずニヤリとしてしまいます。またほんの少しのシーンですが、秋吉久美子さんがこの作品でデビューしていて、本当に可憐です。
昨年やっとDVDになりました。是非ご覧ください。

 

『キャリー』

 『ブラック・ダリア』が公開中のブライアン・デ・パルマ監督の初期の作品です。
ホラー映画やスプラッター映画はあまり好きではありませんが、この『キャリー』 は大好きな作品です。僕は映画学校の学生時代に一番好きな監督がブライアン・デ・パルマ監督でした。『殺しのドレス』や『アンタッチャブル』などはとてもスタイリッシュで、映像もサスペンスというよりは美しいと感じるほどでした。
映画学校の卒業制作『スパークリング』は『キャリー』へのオマージュ作品で、学校の教室を血ノリだらけにした思い出があります。
この作品もホラー映画のジャンルですが、主人公・キャリーとその母親のあまりの切なさに映画館で涙を零してしまいました。ラストは思わず声を上げてしまいます。
どうぞ一人で観てください。ジョン・トラボルタ、ナンシー・アレン、ウィリアム・カットなど当時まだ無名だった俳優達を観るのも楽しみです。
ブライアン・デ・パルマ監督には他にも『愛のメモリー』というあまりヒットしなかった名作もあります。


※写真は『夕凪の街 桜の国』のロケ風景です。


Vo.1
4月28日(金)放送
『ウエスト・サイド物語』
『祭りの準備』
Vo.2
5月26日(金)放送
『殺人の追憶』
『新幹線大爆破』

Vo.3
6月23日(金)放送
『太陽がいっぱい』
『潮騒』

Vo.4
7月28日(金)放送
『映画に愛をこめて
アメリカの夜』
『最も危険な遊戯』

Vo.5
8月25日(金)放送
『ジョニーは戦場に
行った』
『ほたるの墓』
Vo.6
9月29日(金)放送
『ゴッドファーザー』
『砂の器』  
Vo.7
11月3日(金)放送
『旅の重さ』
『キャリー』
Vo.8
11月24日(金)放送
『カッコーの巣の上で』
『デルス・ウザーラ』
Vo.9
12月22日(金)放送
『柳生一族の陰謀』
『007/ロシアより
愛をこめて』
Vo.10
1月26日(金)放送
『グッドナイト&
グッドラック』
『博士の愛した数式』
 
Vo.11
2月23日(金)放送
  『蒲田行進曲』
『終電車』

Vo.12
3月23日(金)放送
  『華麗なる一族』
『小さな恋のメロディ』
 
Vo.13
4月27日(金)放送
『優駿』
『荒野の七人』
Vo.14
5月25日(金)放送
『情婦』
『事件』 
Vo.15
6月22日(金)放送
『樹の海』
『殺しのドレス』 
Vo.16
7月27日(金)放送
『ドリームガールズ』
『シェルブールの雨傘』
Vo.17
8月24日(金)放送
『エルビス・オン・ステージ』
『エレキの若大将』
Vo.18
9月28日(金)放送
『荒野の1ドル銀貨』
『それでもボクはやってない』
Vo.19
10月26日(金)放送
『Aサインデイズ』
『ザ・コミットメンツ』

Vo.20
11月23日(金)放送
『太陽を盗んだ男』
『明日に向かって撃て!』

 

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