毎月 佐々部清監督がオススメする、外国映画と日本映画を1本ずつ監督よりコメントを頂き紹介していきます。

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Vo.43 『グロリア』 『Wの悲劇』

■2009年12月18日(金)放送

『グロリア』

今回はアラサー、アラフォーと呼ばれている…頑張ってる女性達への作品。

監督はジョン・カサヴェテス。何だか聞き覚えのある名前です…そうです、今年の僕のNo.1作品『私の中のあなた』を監督したニック・カサヴェテスのお父さんです。ジョン・カサヴェテスは俳優としても有名で、『ローズマリーの赤ちゃん』 や『フューリー』などに出演しています。俳優として活躍したお金でインディペンデントの映画作りを続けました。そして、興行的に最も成功した作品が今回の 『グロリア』でしょう。

主演女優のジーナ・ローランズは監督の奥さんです。このジーナおばさんが子供を守りながらマフィアのボスと闘います。とにかく小気味良いアクションとスト ーリーの巧みさに2時間はアッという間に過ぎ去ります。

女性は必ずこのヒロインに共感出来るのではないでしょうか?
ジョン・カサヴェテスは59歳という若さで亡くなりました。残念です。

『Wの悲劇』

角川映画の大ヒット作ですね。今でもときどきBSなどで放映される名作です。 主演は薬師丸ひろ子ですが、相手役の世良公則、三田佳子、そして今はすっかりワイドショーのコメンテーターになってしまった高木美保など脇役の俳優た ちもみんな素晴らしいです。

舞台女優がキーワードの作品です。作品の中で描かれる舞台劇と映画の中で描 かれる人間模様が二重写しとなって進行します。上手い脚本です。

薬師丸ひろ子はこの作品までは『セーラー服と機関銃』などのアイドル女優という評価でしたが、この作品でひと皮剥けたのではないでしょうか。澤井信一 郎監督は『野菊の墓』の松田聖子など新人をうまく演出される監督です。

ラストでのヒロインがスカートの裾を持って<カーテンコール>する姿にウルウルしたのを覚えています。また、ユーミン作曲・薬師丸ひろ子の唄う主題歌 も未だによくカラオケで唄います。

 

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