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毎月 佐々部清監督がオススメする、外国映画と日本映画を1本ずつ監督よりコメントを頂き紹介していきます。

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Vo.5 『ジョニーは戦場に行った』 『ほたるの墓』

■2006年8月25日(金)放送

『ジョニーは戦場に行った』

いよいよ『出口のない海』の公開が近づいてきました。そこで今回は戦争をテーマにした作品を選びました。
詳しい内容をここで書くのは避けようと思います。とにかく観て欲しい作品です。戦争とは、何と愚かであるということを静かに語ってくれます。監督のドルトン・トランボはこの作品がデビュー作です。とは言え、残した監督作品は後にも先にもこの作品だけです。しかも65歳でのデビュー作でした。元々は脚本家でしたが、レッド・バージによりハリウッドでは仕事が出来なくなりました。
それでもいろいろな仮名で 脚本を書き、『黒い牡牛』でアカデミー原案賞も受賞しています。その時も名乗り出なかったというのが逸話として残っています。『ジョニーは戦場に行った』は原作も自分で書いており、渾身の作品だったようです。
助監督を長くやっていた頃、ドルトン・トランボは自分にとって大いに励みになりました。とにかく自分の撮りたい作品を撮るためならデビューが60歳でも構わないと思っていました。

 

『ほたるの墓』

野坂昭如さん原作のアニメ映画です。監督は高畑勳さん。
子供の声を大人が流暢に喋ったりするので、アニメはどちらかといえば苦手なのですが、涙を流して観た作品です。幼い兄妹の姿を通して、この作品も戦争の愚かさを強烈に伝えてくれます。
フランス映画『禁じられた遊び』がダブってきたりもしましたが、本当に辛い作品でした。子供たちに是非見せたい映画だと思います。
自分の撮影現場でもよく目にする<サクマ式ドロップ>、のど飴の代わりです。あの缶を見るといつも『ほたるの墓』を思い出して辛くなってしまいます。

Vo.1
4月28日(金)放送
『ウエスト・サイド物語』
『祭りの準備』
Vo.2
5月26日(金)放送
『殺人の追憶』
『新幹線大爆破』

Vo.3
6月23日(金)放送
『太陽がいっぱい』
『潮騒』

Vo.4
7月28日(金)放送
『映画に愛をこめて
アメリカの夜』
『最も危険な遊戯』

Vo.5
8月25日(金)放送
『ジョニーは戦場に
行った』
『ほたるの墓』
Vo.6
9月29日(金)放送
『ゴッドファーザー』
『砂の器』  
Vo.7
11月3日(金)放送
『旅の重さ』
『キャリー』
Vo.8
11月24日(金)放送
『カッコーの巣の上で』
『デルス・ウザーラ』
Vo.9
12月22日(金)放送
『柳生一族の陰謀』
『007/ロシアより
愛をこめて』
Vo.10
1月26日(金)放送
『グッドナイト&
グッドラック』
『博士の愛した数式』
 
Vo.11
2月23日(金)放送
  『蒲田行進曲』
『終電車』

Vo.12
3月23日(金)放送
  『華麗なる一族』
『小さな恋のメロディ』
 
Vo.13
4月27日(金)放送
『優駿』
『荒野の七人』
Vo.14
5月25日(金)放送
『情婦』
『事件』 
Vo.15
6月22日(金)放送
『樹の海』
『殺しのドレス』 
Vo.16
7月27日(金)放送
『ドリームガールズ』
『シェルブールの雨傘』
Vo.17
8月24日(金)放送
『エルビス・オン・ステージ』
『エレキの若大将』
Vo.18
9月28日(金)放送
『荒野の1ドル銀貨』
『それでもボクはやってない』
Vo.19
10月26日(金)放送
『Aサインデイズ』
『ザ・コミットメンツ』

Vo.20
11月23日(金)放送
『太陽を盗んだ男』
『明日に向かって撃て!』

 

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