映画には<感心>させられる映画と<感動>させられる映画があると思います。
さしずめ映画賞などをたくさん受賞する映画は、批評家の皆さんが感心する映画かなと思います。今回の『ロッキー・ザ・ファイナル』その反対、凄く感動させられました。
最初の『ロッキー』を観たのは大学2年生の頃。とにかく涙が溢れて、ラストのエイドリアンとの抱擁は名シーンでした。毎朝、サントラ盤をかけて、一日の始めを元気にスタートしていました。
パート2以降は派手になるばかりで、内容にはがっかりさせられていたのですが、今回は嵌ってしまいました。ストーリーや細かいシチュエーションも最初の頃とほとんど同じ…。
水槽の亀、生卵のまる飲み、フィラデルフィアのランニング、エイドリアンの替わりも、再びあまり美人でない女優さんを配し、とにかく何から何までがベタな作りです。でも後半、あのテーマ曲が流れて、同じシチュエーションが進行すると、条件反射のように涙が流れ始めました。DVDでの鑑賞だったのですが、家人に顔を見られないようにするのに苦労しました。
やっぱり映画はこうでなければ…。ベタと言われようが、<感心>される映画よりも<感動>される映画の作り手でいたいと改めて思う一作でした。 |