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毎月 佐々部清監督がオススメする、外国映画と日本映画を1本ずつ監督よりコメントを頂き紹介していきます。

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Vo.22 『ロッキー・ザ・ファイナル』 『ストリート・オブ・ファイアー』

■2008年1月24日(金)放送

『ロッキー・ザ・ファイナル』

映画には<感心>させられる映画と<感動>させられる映画があると思います。
さしずめ映画賞などをたくさん受賞する映画は、批評家の皆さんが感心する映画かなと思います。今回の『ロッキー・ザ・ファイナル』その反対、凄く感動させられました。
最初の『ロッキー』を観たのは大学2年生の頃。とにかく涙が溢れて、ラストのエイドリアンとの抱擁は名シーンでした。毎朝、サントラ盤をかけて、一日の始めを元気にスタートしていました。
パート2以降は派手になるばかりで、内容にはがっかりさせられていたのですが、今回は嵌ってしまいました。ストーリーや細かいシチュエーションも最初の頃とほとんど同じ…。
水槽の亀、生卵のまる飲み、フィラデルフィアのランニング、エイドリアンの替わりも、再びあまり美人でない女優さんを配し、とにかく何から何までがベタな作りです。でも後半、あのテーマ曲が流れて、同じシチュエーションが進行すると、条件反射のように涙が流れ始めました。DVDでの鑑賞だったのですが、家人に顔を見られないようにするのに苦労しました。
やっぱり映画はこうでなければ…。ベタと言われようが、<感心>される映画よりも<感動>される映画の作り手でいたいと改めて思う一作でした。

『ストリート・オブ・ファイアー』

いよいよ『結婚しようよ』が公開されます。そこで音楽をたっぷりと聴かせる音楽映画をと思ったのですが、日本映画では思い浮かばないので『ストリート・オブ・ファイアー』にしました。
マイケル・ペレという無名俳優が主人公でしたが、公開時はあまりヒットしなかった作品です。僕はヒロインのダイアン・レインを目当てに観に行きました。
『リトル・ロマンス』で一躍スターになった女優です。当時は女優というよりは子役かも?
オープニングからワクワクドキドキの作品でした。とにかく編集のリズムが素晴らしいのです。フィーチャーされる音楽もカッコイイ曲ばかり!ダイアン・レインもセクシーで、レイベンという悪役をやったウィリアム・デフォーも凄い存在感でした。
この作品以降、ウィリアム・デフォーは『プラトーン』や『ミシシッピー・バーニング』でスターダムを駆け上がります。主役のマイケル・ペレだけが、以降はパッとしませんでした。
エンディングで唄うダイアン・レインの曲を僕自身の結婚式の披露宴のオープニング曲にしたことを思い出しました。
ウォルター・ヒル監督には『ザ・ドライバー』という名作もあります。こちらもカー・アクションが素晴らしくて、編集が上手いです。

 
※写真は『結婚しようよ』のロケ風景です。

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