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毎月 佐々部清監督がオススメする、外国映画と日本映画を1本ずつ監督よりコメントを頂き紹介していきます。

佐々部清監督プロフィール>>

Vo.18 『荒野の1ドル銀貨』 『それでもボクはやってない』

■2007年9月28日(金)放送

『荒野の1ドル銀貨』

今外国映画をテレビで見始めた中学生の頃、毎週のように放映されていたのが1960年代をピークに量産されていたマカロニ・ウエスタンと呼ばれたイタリア製 の西部劇です。ちょっと前の香港映画みたいな感じで何でもありの西部劇です。 黒澤明監督の『用心棒』を完全にパクって作られたのが『荒野の用心棒』、主演 は当時無名のクリント・イーストウッド。
今、公開されているス○ヤ○・ウエス タンの元ネタは『続・荒野の用心棒』ですね。こちらの主演はフランコ・ネロ。 でも僕が好きだったのはジュリアーノ・ジェンマ。当時、映画雑誌ではアラン・ ドロンと人気を二分していました。日本のテレビCMにもいくつか出演しました。
助監督の頃に一度イタリア・ロケでご一緒しました。
『フィレンツェの風に抱か れて』という作品です。この時、ジェンマさんは早撃ちの練習のやり方をコイン を使って教えてくれました。本場の西部劇では『シェーン』のアラン・ラッドが 一番早いけど、マカロニ・ウエスタンでは僕が一番早撃ちだとジェンマさんは言 ってました。この映画も一枚のコインがキーワードの作品です。


 

『それでもボクはやってない』

周防正行監督、11年ぶりの作品でした。スポーツ紙によると、米アカデミー賞・外国語作品賞の日本映画代表だそうです。
ドキュメンタリーを観ているような感じで、いつもの周防監督作品のような娯楽
性が少ない作品でした。主演の人もあまり知らない人だったのでリアリティがありました。私的には最後の裁判官を演じた小日向文世さんが良かったです。自分があの法廷にいたら、あの裁判官に飛びかかってぶん殴ってしまったかも知れません(笑)。
『夕凪の街 桜の国』も米アカデミー賞の日本映画代表にエントリーしていましたが選考されませんでした。原爆を落としたアメリカという国での上映も実現できたらと思っていたので残念です。
周防監督はアメリカでは『Shall we ダンス?』がリメイクされて有名ですし、痴漢という犯罪も日本的でアメリカでは目を惹くのかも知れません。でも、やはり被爆という世界的に大きな出来事を土俵に乗せて欲しかったと思いました。


Vo.1
4月28日(金)放送
『ウエスト・サイド物語』
『祭りの準備』
Vo.2
5月26日(金)放送
『殺人の追憶』
『新幹線大爆破』

Vo.3
6月23日(金)放送
『太陽がいっぱい』
『潮騒』

Vo.4
7月28日(金)放送
『映画に愛をこめて
アメリカの夜』
『最も危険な遊戯』

Vo.5
8月25日(金)放送
『ジョニーは戦場に
行った』
『ほたるの墓』
Vo.6
9月29日(金)放送
『ゴッドファーザー』
『砂の器』  
Vo.7
11月3日(金)放送
『旅の重さ』
『キャリー』
Vo.8
11月24日(金)放送
『カッコーの巣の上で』
『デルス・ウザーラ』
Vo.9
12月22日(金)放送
『柳生一族の陰謀』
『007/ロシアより
愛をこめて』
Vo.10
1月26日(金)放送
『グッドナイト&
グッドラック』
『博士の愛した数式』
 
Vo.11
2月23日(金)放送
  『蒲田行進曲』
『終電車』

Vo.12
3月23日(金)放送
  『華麗なる一族』
『小さな恋のメロディ』
 
Vo.13
4月27日(金)放送
『優駿』
『荒野の七人』
Vo.14
5月25日(金)放送
『情婦』
『事件』 
Vo.15
6月22日(金)放送
『樹の海』
『殺しのドレス』 
Vo.16
7月27日(金)放送
『ドリームガールズ』
『シェルブールの雨傘』
Vo.17
8月24日(金)放送
『エルビス・オン・ステージ』
『エレキの若大将』
Vo.18
9月28日(金)放送
『荒野の1ドル銀貨』
『それでもボクはやってない』
Vo.19
10月26日(金)放送
『Aサインデイズ』
『ザ・コミットメンツ』

Vo.20
11月23日(金)放送
『太陽を盗んだ男』
『明日に向かって撃て!』

 

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