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毎月 佐々部清監督がオススメする、外国映画と日本映画を1本ずつ監督よりコメントを頂き紹介していきます。

佐々部清監督プロフィール>>

Vo.14 『情婦』 『事件』

■2007年5月25日(金)放送

『情婦』

僕は法廷物の映画が大好きです。法廷が舞台になるだけでプラス20点くらいからスタートします。この作品はアガサ・クリスティの「検察側の証人」が原作です。『情婦』、粋なタイトルです。今は横文字をそのままタイトルにしてしまってますが、かつての洋画はこんな所に頭をひねって素敵なタイトルを付けていました。主役ではありませんが、マレーネ・ディートリッヒが登場してから全てを惹き付けます。凄い女優さんです。 最後にどんでん返しがあるのでストーリーに触れられませんが、監督はビリー・ワイルダーです。それだけで安心して観られると思います。いつかご紹介したい と思いますが、同監督の『サンセット大通り』も名作です。 他にも法廷を扱った作品には『十二人の怒れる男』や『アラバマ物語』などたくさんの名作があります。

 

『事件』

こちらも『砂の器』の時に少し触れた僕の大好きな野村芳太郎監督作品です。 数ある法廷物の中で、一番好きな作品です。『半落ち』の法廷シーンを、贅沢なセットを組んで撮影したのも、僕の<法廷物好き>によるからです。法廷では特殊な装置を置くことが出来ずに、ただただ人の様しか描くことが出来ません。だから興味深いのだと思うのです。それ故に俳優さんの力、演出の力も試されるように思います。 『事件』では俳優さんが皆素晴らしいです。もちろん野村監督の引き出す力だとも言えます。 まず渡瀬恒彦さんが良いです。最近はテレビドラマ中心に仕事をされてますが、是非映画に出演して欲しいです。そして、松坂慶子さんの妖しさ、美しさ。それに対比される大竹しのぶさんの清廉さ。その大竹さんのラストカットの歩く様にぞっとさせられます。こちらもあまり内容を書けませんね。



※写真は『夕凪の街 桜の国』のロケ風景です。


Vo.1
4月28日(金)放送
『ウエスト・サイド物語』
『祭りの準備』
Vo.2
5月26日(金)放送
『殺人の追憶』
『新幹線大爆破』

Vo.3
6月23日(金)放送
『太陽がいっぱい』
『潮騒』

Vo.4
7月28日(金)放送
『映画に愛をこめて
アメリカの夜』
『最も危険な遊戯』

Vo.5
8月25日(金)放送
『ジョニーは戦場に
行った』
『ほたるの墓』
Vo.6
9月29日(金)放送
『ゴッドファーザー』
『砂の器』  
Vo.7
11月3日(金)放送
『旅の重さ』
『キャリー』
Vo.8
11月24日(金)放送
『カッコーの巣の上で』
『デルス・ウザーラ』
Vo.9
12月22日(金)放送
『柳生一族の陰謀』
『007/ロシアより
愛をこめて』
Vo.10
1月26日(金)放送
『グッドナイト&
グッドラック』
『博士の愛した数式』
 
Vo.11
2月23日(金)放送
  『蒲田行進曲』
『終電車』

Vo.12
3月23日(金)放送
  『華麗なる一族』
『小さな恋のメロディ』
 
Vo.13
4月27日(金)放送
『優駿』
『荒野の七人』
Vo.14
5月25日(金)放送
『情婦』
『事件』 
Vo.15
6月22日(金)放送
『樹の海』
『殺しのドレス』 
Vo.16
7月27日(金)放送
『ドリームガールズ』
『シェルブールの雨傘』
Vo.17
8月24日(金)放送
『エルビス・オン・ステージ』
『エレキの若大将』
Vo.18
9月28日(金)放送
『荒野の1ドル銀貨』
『それでもボクはやってない』
Vo.19
10月26日(金)放送
『Aサインデイズ』
『ザ・コミットメンツ』

Vo.20
11月23日(金)放送
『太陽を盗んだ男』
『明日に向かって撃て!』

 

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