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毎月 佐々部清監督がオススメする、外国映画と日本映画を1本ずつ監督よりコメントを頂き紹介していきます。

佐々部清監督プロフィール>>

Vo.3 『太陽がいっぱい』 『潮騒』

■2006年6月23日(金)放送

『太陽がいっぱい』

中学時代、雑誌「スクリーン」を読み始めた頃、日本ではアラン・ドロンが大人気で した。僕もすっかり嵌ってしまい、公開作品はすべて観ました。高校生の頃には、似 合いもしないのにトレンチ・コートを真似て着ていました。
アラン・ドロンの映画だ けを収録したサウンドトラック盤(LP2枚組)は今でも大切な宝物です。そんなア ラン・ドロン作品のベストが『太陽がいっぱい』です。ギラギラした野心が<完全犯 罪>に向かう……アラン・ドロンは犯罪者の役なのですが、その危うい魅力にドキド キしました。もう20回以上観た作品ですが、いまでもDVDで年に一度は見直す作 品です。
ヨット上でのサスペンス・シーン、ただ市場をアラン・ドロンが散歩するだ けのシーン……アンリ・ドカエの手持ちカメラも素晴らしいです。ニーノ・ロータの 音楽も最高です。数年前、『リプリー』というタイトルでジュード・ロウ、グィネス・ パルトロウ主演でリメイクされましたが、本作には遠く及ばないものでした。

 

『潮騒』

中・高時代のもう一人の僕のスターは山口百恵さんです。まだビデオソフトが18,000円くらいしてた頃に『伊豆の踊子』から引退作品の『古都』まで十四本すべてを 買い揃えました。しかもベータです…… 今は観ることも出来ないのですが書棚にはき れいに並んでいます(トホホ)。モモ・トモ映画で一番好きな作品が『潮騒』です。 三島由紀夫のシンプルな小説が原作で、映画自体もいたってシンプルです。

チルソ クの夏』はこの映画へのオマージュでもあります。因にヒロイン・郁子(水谷妃里) が新聞配達の途中に神社で手を合わせるシーンは、『潮騒』のなかで初江(山口百恵) が新治(三浦友和)のために祈るシーンのパクりです。
僕は助監督のデビューがこの 映画の西河克己監督作品でした。撮影の合間、ミーハーにも山口百恵さんのことばか り質問したことを思い出します。『出口のない海』では三浦友和さんとご一緒するこ とも出来ました。


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