ここ数年、日本ではヨン様を中心に韓流ブームです。たくさん韓国映画が公開されました。飛び抜けて僕が好きな作品が『殺人の追憶』です。もっとも、流行の韓流映画
と一緒に括るには違う作品かも知れません。
事件を追う刑事たちのキャラクター分けが素晴らしい。ツルンとした男前は一人も登場しません。田舎の刑事と都会の刑事……。両者に人間臭さがプンプンしています。
また容疑者たちのキャラクターも特筆です。とにかく小さなキャラクターに至るまで丁寧に作り込まれていて、それを演じる俳優さん達一人一人の力量に圧倒されます。
特に奇抜な映像を撮っているわけでもなく、オーソドックスな絵作りです。でも、そのオーソドックスさこそが力強いということをあらためて感じさせてくれます。『半落ち』と同日公開された『ミスティック・リバー』を観た時は、勝った!っと思ったのですが、『殺人の追憶』にはガツンと頭を打たれたように思いました。アメリカ映画『夜の大捜査線』と観比べるのも面白いでしょう。
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