坂田マルハン美穂
MIHO SAKATA MALHAN

■生年月日:1965年8月31日(乙女座)
■血液型:B型
■出身地:福岡市

略歴:
 下関の梅光女学院大学(現梅光学院大学)文学部日本文学科を卒業後、上京。編集プロダクションや広告代理店などに勤務。1993年よりフリーランスのエディター&ライターに。猛烈に働く一方、独立時に決めた「1年に3カ月の休暇を取る」の目標を実行し、1年目は欧州を放浪、2年目は英国語学留学、そして3年目の96年春、1年の予定で渡米する。語学留学が目的でニューヨークに暮らし始めたものの、マンハッタンでの生活がこの上なく波長に合い、渡米後まもなく長居を決意。97年7月にMusePublishing, Inc.を設立。99年夏から2001年秋まで、業務の傍ら、季刊誌『muse newyork』を発行。01年夏、アルヴィンド・マルハン(インド人)と結婚。02年1月より活動拠点をニューヨークからワシントンDCに移す。9月、ポプラ社より初のエッセイ集『街の灯』を出版。
ミューズ・パブリッシングのサイト http://www.museny.com/

下関との関わりについて教えてください。
 下関には梅光女学院大学在籍中、1984年から4年間、暮らしていました。初めて無人駅の「梅ヶ峠」に足を踏み入れたときの衝撃(なんという田舎!)は、今でも忘れられません。山間にひっそりとたたずむキャンパスは、勉学にいそしむには抜群のロケーションでした……。

 梅ヶ峠で2年間の寮生活を送り、3年目からは、やや都会(!)の安岡にアパートを借りて住みました。福江の海でウインドサーフィンをしたり、夜中、小倉までドライブに出かけたりと、それなりに活発な青春時代を送りました。シーモールでもよくアルバイトをしましたよ。そうそう、川棚の瓦ソバ、おいしかったなあ……。今でも時々「瓦ソバもどき」を作ります。フライパンで。
 大学3年のときに大学祭の実行委員長になってからは、周辺の大学や地域社会との接触が増えました。実行委員会のスタッフたちと一緒に、商工会議所主催の「巨大ふぐ鍋」のイベントを手伝ったり、馬関祭りで「クレープ風お好み焼き」を販売したりと、懐かしい思い出がいっぱいです。
 卒業後は上京し、過酷な仕事に明け暮れる日々が続きましたが、下関時代の4年間で培われたわたしの素地は、その後の人生に大きな影響を与えているように思います。

なぜ、ニューヨークを選んだのですか?
 ニューヨークに暮らし始めたのは30歳の時。一年間の語学留学の予定でした。それまで仕事やプライベートで世界各地を旅する機会があったのですが、いつか自分は海外に暮らすだろうと思っていました。ただ、ニューヨークには特に興味がなかったが、渡米の前年、イギリスに3カ月ほど滞在していたとき「次はニューヨークだ!」とひらめいたのです。多分、何らかの因果関係があったのだと思いますが……。
 マンハッタンに着いたばかりのときから(ここにずっと住むことになるのかもしれない)という予感はありました。その後、紆余曲折を経て、ミューズ・パブリッシングという会社を設立し、クライアント業務の傍ら、『muse new york』というフリーペーパーを発行するなど、やりたいと思うことを実現するよう努めてきました。ニューヨークは、一言では言い尽くせぬほど、わたしに大きな勇気を与えてくれた街です。



大好きなニューヨークを離れた理由は?
 夫、アルヴィンド・マルハンとは渡米直後、マンハッタンで出会いました。出会ってしばらくして彼はフィラデルフィアのMBA(ビジネススクール)に進み、さらに卒業後はワシントンDCで就職するなど、遠距離での付き合いを続けていました。去年の夏、インドのニューデリーで結婚式を挙げて以降も、しばらくはニューヨークとDCを行き来する生活を続けようと思っていたのですが……。結婚2カ月後の9月11日、ニューヨークとDCを襲ったテロを境に、わたしの心境もかなり変わりました。あの事件は、言葉にしがたい痛みでした。
 将来について熟考した末、物事の優先順位を入れ替えることにし、今年1月、ニューヨークを離れました。最初はニューヨークに未練たっぷりでかなりブルーでしたが、春が訪れ、DCの豊かな自然に包まれているうちに、マンハッタンとは違ったこの地の魅力を実感するようになりました。それでも月に一度はマンハッタンに通い、刺激を吸収しています。


最後に著書『街の灯』と、これからの抱負について教えてください。
 この9月、念願だった本を出版しました。わたしがニューヨークで暮らした6年間の出来事を、ニューヨーカーとの触れ合いを通して描いています。日本の報道では決して知り得ない、温かなマンハッタンの素顔が詰まっています。また、起業に至るプロセスや仕事の話のほか、アメリカの風物詩などさまざまなストーリーを文中に折り込んでいるので、多くの方々に興味を持っていただけると思います。今後はクライアント業務と並行しつつ、執筆活動の方に力をいれる予定です。
 最後に、読者の皆さま方、ポプラ社発行の『街の灯』を、ぜひお読みください!


坂田マルハン美穂 著
『街の灯』を3名様にプレゼントいたします。

ここは、世界でいちばん愛しい場所だから。
あのニューヨークテロ事件から1年。
高層ビルの谷間で名もない人々が繰り広げる、宝物のような出会いの数々。
ゆっくりと心温まる25話

名前さえ交わさなかった。
でも、忘れられない。
30歳で単身渡米、マンハッタンで起業した女性が、人々との触れ合いを描いた喜怒哀楽のエッセイ。

プレゼントの応募期間は11月1日(金)〜15日(金)です。
当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
応募締切りました

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