尾の身・赤身・畝須・本皮・赤身と本皮の盛合せ

赤身の刺身
赤身の白いスジをペンチなどで挟み、引き抜く(写真2)。3ミリほどの厚さに食べよく切る(写真3)。皿に盛りつけ、しその葉、おろし生姜を添え、土佐じょうゆでいただく。

尾の身
尾の身を3ミリほどの厚さの平づくりに切り(写真1)、皿に盛る。刺身の妻としその葉をあしらい、おろし生姜を添えて、土佐じょうゆでいただく。
鯨肉の中でも一番おいしいとされる尾の身。まろやかでリッチな味を楽しむ。

本皮の刺身
下ごしらえした本皮の白く軟らかい方の皮を5ミリほどの厚みに切り(写真4)、皿に盛る。刺身の妻、紅たでを添え、土佐じょうゆでいただく。

畝須の刺身
一畝幅の畝須を凍らしてから、3ミリほどの厚さに切り、氷をしいた器に盛る。きゅうりを細く切った刺身の妻、おろし生姜を添え、土佐じょうゆでいただく。紅たでや、にんじんの飾り切りを飾って。好みで溶きがらしをつけてもおいしい。
畝須は口の中で解けるぐらいのシャーベット状に凍らせて、いただくのがおいしい。

赤身・本皮の盛合せ
鯨の赤身の刺身と、本皮の刺身を同じ大きさに切り、交互に並べ(写真5)盛りつける。刺身の妻、紅たで、おろし生姜を添えて。

土佐じょうゆの作り方
 鯨の尾の身や赤身の刺身には、かつおの旨みがよく出た土佐じょうゆがよく合う。鯨の刺身に慣れていなくてもおいしく食べられる。
 冷蔵庫で保存できるので、作り置きをしておけば、鯨の刺身以外にも、脂ののった旬の魚のいずれにも利用できる。
たまりじょうゆ6に対し、薄口しょうゆ4を鍋に入れて沸騰させる(写真1)。 かつお節を一つかみ(約10g)加え(写真2) 一煮立ちさせ、火を止める(写真3)。 あら熱がとれたらこし器でこし(写真4)、保存びんに移して冷蔵庫で冷やす。かつお節は香りの良い、良質のものを使うように。

刺身の妻の作り方
甘みのある太めの大根を長さ5〜6センチほどに切り、皮をむく(写真1)。 表面から皮をむくように、包丁を前後に動かし、大根を回しながら、薄く桂むきにする(写真2)。 薄く切った大根をクルクルとまるめ、端から細くせん切りにする(写真3)。 冷水に放ってシャキッとさせる(写真4)。水けを軽く絞って盛りつける。
 このように作ったものをけんといい、そのほか、きゅうり、にんじんなどで作ったけんは彩りも良く、料理を引き立てる。
 刺身の妻は、けんのほか花穂じそ、紅たで、青芽など、香りや彩りの良いものを選んであしらうことにより、魚の生臭みを消し、見た目にも美しい。鯨肉の刺身にもどうぞ。

企画・制作 : Early Computer Inc. 制作協力 : 関太郎印の東冷徳家
参考文献 : 徳家秘伝 鯨料理の本(本企画は「徳家」様の許可を頂き掲載しております)